Provided by: timidity_2.14.0-8.3ubuntu1_amd64 bug

名前

       timidity.cfg - TiMidity++ の設定ファイル

説明

       timidity.cfg  は,timidity(1) の実行時の様々な設定を行うための設定 ファイルです。音色データの置き場所,音
       色自体の設定,その他諸々を設定す ることができます。
       TiMidity++ は,起動時にコマンドラインオプションを見る前に, timidity.cfg を探索します。このファイルにアク
       セスできない場合,ま たライブラリパスがコマンドラインで -L オプションによって変更され  ている場合は,すべ
       てのオプションを見た後に,新しいライブラリパスに従っ てデフォルトファイルを(-c オプションで別の設定ファイ
       ルが指定され ていないならば)再探索します。
       設定ファイルは,MIDI  プログラムのインスツルメントファイルへのマッピング を定義します。もし,複数のファイ
       ルが指定された場合には,後に読み込まれ た設定によって前の設定が上書きされます。

変数

       ドル記号 `$' に続けて英数字やアンダースコア `_' が続いている場合,その 文字列は変数と見なされ,設定ファイ
       ルを処理する際に別の文字列に置き換え られます。この変数名は,後続の文字と区別するために,中括弧付きで表記
       す ることもできます。

       例:
       $variable
       ${variable} # $variable と同義

       変数を新たに定義する命令は,今のところ用意されていません。未定義の変数 は,空文字に置き換えられます。
       規定の変数として定義されている変数は,次の 1 つだけです。

       $basedir
              設定ファイルが存在するディレクトリを表します。主にパスを指定する命令で,  設定ファイルからの相対パ
              スを指定する目的で使います。
              $basedir に空白が含まれるかも知れない場合は,"" で括る必要があります。

              例:
              /usr/local/share/timidity/timidity.cfg 内で
              dir $basedir/inst # source /usr/local/share/timidity/inst と解釈される

文法

       設定ファイル中には以下の書式が指定可能です。

       dir directory [...]
              directory を探索パスに加えます。加え方は -L オプションと同 様です。
              TiMidity++ では,アーカイブファイルをパッチセットにすることができ ます。

              例:
              dir /usr/local/share/timidity/inst/foo.zip#
              bank 0
              0 bar.pat
              1 baz.pat
              2 zoo.pat

              まず,dir                                  で通常のディレクトリのようにアーカイブファイル(上の例で
              は/usr/local/share/timidity/inst/foo.zip)を指定します。このとき,アーカ イブファイル名の最後に `#'
              を付けてください。この `#'  があることで,ア  ーカイブファイルであることを  TiMidity++  は認識しま
              す。こうしてお くと,dir で指定されたアーカイブファイルの中のパッチファイルも読 み込み対象になりま
              す。上の例では,foo.zip の中にある bar.pat,baz.pat, zoo.pat が読み込まれます。

       source file [...]
              他の設定ファイルをその場所に挿入し,続行します。source のネストは 50 段まで可能です。

       progbase number
              これ以降,プログラム番号を number から number+128 で設定・ 表示します。例えば,progbase 1 とした場
              合は,それ以降プログラム番 号は 1 から 128 で設定・表示されます。

       bank [MapID1] number
              これ以降変更するトーンバンクを選択します。この文以後の patch の対応付け は,指定されたトーンバンク
              に対して行われます。MapID1gm2sc55sc88sc88prosc8850xgxgsfx64 のいずれかを指定する
              ことで,特定のマップを対象 にできます。

       drumset [MapID2] number
              変更するドラムセットを選択します。この文以後の patch の対応付けは,指定 されたドラムセットに対して
              行われます。MapID2gm2drumsc55drumsc88drumsc88prodrumsc8850drumxgdrumxgsfx126  の
              いずれかを指定することで,特定のマップを 対象にできます。

       number file [options]
       number %font file bank prog [key] [options]
       number %sample file [options]
              現在のトーンバンクやドラムセットで,MIDI プログラムナンバー number で使用する patch ファイルを指定
              します。file  が SoundFont の場合は,number %font の書式で特定の bankprogkey の音色データを取
              り出します。file が無圧縮の WAV 形式または AIFF 形式のサンプルファイルの場合は,number %sample  の
              書式で指定します。options は,次のものが使用可能です。

              amp=amplification
                     インスツルメントのボリュームを amplification% にします。もし値が 指定されていない場合,イン
                     スツルメントが読み込まれる時に自動的に設定さ れます。

              note=note
                     インスツルメントを演奏する時に決まった  MIDI  ノート(音階)を使用します。  note0 にする
                     と,最初に Note On イベントが発生した時点で  のノートを使用します。パーカッションインスツル
                     メントに対しては,もし設 定ファイルで値が設定されていなければ,patch ファイルに入っている値
                     を使 用します。

              pan=panning
                     インスツルメントのデフォルトのパンニングを設定します。panningleftrightcenter,ある
                     いは -100 から 100 までの整数値を取ることができます。-100 が最も左,  100  が最も右になりま
                     す。値が与えられていない場合には,patch ファ イルに入っている値を使用します。もちろん,MIDI
                     ファイル中のパンニングコ ントロールの方が優先されます。

              tune=tuning[,...]
                     インスツルメントのルート周波数を調整します。tune=1 とすれば 1 半音上がります。tuning には小
                     数が利用可能なので,  tune=-0.2 などの微調整も可能です。二つ目以降の引数は,音域別に複 数の
                     サンプルデータが含まれている場合に,それぞれ別の値を指定できます。

              rate=attack:decay:sustain:release1:release2:release3[,...]
                     インスツルメントの ADSR  レートを設定するオプションです。0  から  255  までの値が指定できま
                     す。サステインレートだけを補正したい場合 など,

                     6 GUS/hrpschrd.pat rate=::60

                     のような狙い撃ち設定も可能です。また,アタックタイムを速くしたいだけで あれば,

                     6 GUS/hrpschrd.pat rate=255

                     という書き方ができます。二つ目以降の引数は,音域別に複数のサンプルデー タが含まれている場合
                     に,それぞれ別の値を指定できます。

              offset=attack:decay:sustain:release1:release2:release3[,...]
                     インスツルメントの  ADSR オフセットを設定するオプションです。0 か ら 255 までの値が指定でき
                     ます。 書式については,ほぼ rate= と同様です。

              keep={loop|env}
                     パーカッションインスツルメントでは,デフォルトでループ情報とエンベロー   プ情報が破棄されま
                     す。また,メロディーインスツルメントに異常なエンベロ ープが存在した場合にも,エンベロープ情
                     報は自動的に破棄されます。 keep= を指定することで,ループ情報やエンベロープ情報が破棄される
                     のを防ぎます。例えば,Short,Long  Whistle  パーカッションインスツルメン ト(General MIDI の
                     71,72 番)に対しては,設定ファイルで keep=loop keep=env としておく必要があります。

              strip={loop|env|tail}
                     インスツルメントとして使用する patch のループ情報やエンベロープ情報やテ ール(ループの後にあ
                     るデータ)をすべて強制的に破棄します。サードパーティ  ーのインスツルメントには,ループの後に
                     ゴミが付いているものがあり,イン スツルメントを演奏する度にクリッキングノイズが入ってしまう
                     ことがありま す。その場合,strip=tail オプションを指定すれば音質が改善されます。

              tremolo=sweep_increment:control_ratio:depth[,...]
                     トレモロを設定するオプションです。0  から 255 までの値が指定 できます。rate= 同様,狙い撃ち
                     設定や不要部分の省略が可能です。 sweep_increment は発音してからトレモロが掛かり始めるまでの
                     時間, control_ratio は振幅が変化する速さ,depth は振幅が変化する 深さです。rate=  同様,複
                     数のサンプルに対する設定が可能です。

              vibrato=sweep_increment:phase_increment:depth[,...]
                     ビブラートを設定するオプションです。0  から 255 までの値が指 定できます。rate= 同様,狙い撃
                     ち設定や不要部分の省略が可能です。 sweep_increment は発音してからビブラートが掛かり始めるま
                     での時間, phase_increment は周波数が変化する速さ,depth は周波数が変 化する深さです。rate=
                     同様,複数のサンプルに対する設定が可能です。

              sclnote=note[,...]
                     インスツルメントのスケールチューニングの基準とするノートを設定します。   例えば,sclnote=60
                     とすれば,真ん中のドを中心にスケールチューニン グが行われます。二つ目以降の引数は,音域別に
                     複数のサンプルデータが含ま れている場合に,それぞれ別の値を指定できます。

              scltune=tune[,...]
                     インスツルメントのスケールチューニングの度合いを cent 単位で設定します。 例えば,scltune=50
                     とすれば,ノート間隔が  50 cent になりま す。二つ目以降の引数は,音域別に複数のサンプルデー
                     タが含まれている場合 に,それぞれ別の値を指定できます。

              comm=comment
                     comment が指定できます。#extension comm と同じ効果です。

              modrate=attack:decay:sustain:release1:release2:release3[,...]
              modoffset=attack:decay:sustain:release1:release2:release3[,...]
                     モジュレーション・エンベロープの変化の仕方を設定します。設定方法や値は,   基本的にボリュー
                     ム・エンベロープと同じです。一部の  SoundFont を除けば, このオプションだけを指定しても何も
                     起こりません。

              envkeyf=attack:decay:sustain:release1:release2:release3[,...]
                     ボリューム・エンベロープ・キーフォローを設定します。note=60 を基 準として,ノートに従いエン
                     ベロープ・タイムを変化させます。単位は +-cent/key です。例えば envkeyf=100  と指定すると,1
                     オクターブ上 がるたびにアタック・タイムが 2 倍になります。rate= 同様,複数のサ ンプルに対す
                     る設定が可能です。一部の SoundFont では,decaysustain のパラメータが予め設定されている場
                     合があります。

              envvelf=attack:decay:sustain:release1:release2:release3[,...]
                     ボリューム・エンベロープ・ベロシティフォローを設定します。 velocity=64 を基準として,ベロシ
                     ティに従いエンベロープ・タイムを    変化させます。単位は    +-cent/velocity    です。例えば
                     envvelf=100 と 指定すると,velocity=127 でアタック・タイムが約 38 倍になります。  rate=  同
                     様,複数のサンプルに対する設定が可能です。このオプション は,近い将来仕様変更される可能性が
                     あります。

              modkeyf=attack:decay:sustain:release1:release2:release3[,...]
                     モジュレーション・エンベロープ・キーフォローを設定します。note=60  を基準として,ノートに従
                     いエンベロープ・タイムを変化させます。単位は +-cent/key です。例えば modkeyf=100 と指定する
                     と,1 オクターブ上 がるたびにアタック・タイムが 2 倍になります。rate= 同様,複数のサ ンプル
                     に対する設定が可能です。一部の SoundFont では,decaysustain のパラメータが予め設定されて
                     いる場合があります。

              modvelf=attack:decay:sustain:release1:release2:release3[,...]
                     モジュレーション・エンベロープ・ベロシティフォローを設定します。   velocity=64   を基準とし
                     て,ベロシティに従いエンベロープ・タイムを  変化させます。単位は +-cent/velocity です。例え
                     ば modvelf=100 と 指定すると,velocity=127 でアタック・タイムが約 38  倍になります。  rate=
                     同様,複数のサンプルに対する設定が可能です。このオプション は,近い将来仕様変更される可能性
                     があります。

              trempitch=num[,...]
                     トレモロに従って,ピッチを変化させる深度を設定します。効果そのものはビ   ブラートと一緒です
                     が,別系統で動作させたいときに利用します。単位は +-cent です。rate=  と同様,複数のサンプル
                     に対する設定が可能です。

              tremfc=num[,...]
                     トレモロに従って,フィルタ・カットオフ周波数を変化させる深度を設定しま す。いわゆる「グロウ
                     ル効果」を表現できます。単位その他は trempitch= と同一です。

              modpitch=num[,...]
                     モジュレーション・エンベロープに従って,ピッチを変化させる深度を設定し ます。アタック時だけ
                     一時的に音程が上がるなどの表現が可能です。単位その 他は trempitch= と同一です。

              modfc=num[,...]
                     モジュレーション・エンベロープに従って,フィルタ・カットオフ周波数を変 化させる深度を設定し
                     ます。単位その他は trempitch= と同一です。

              fc=num[,...]
                     フィルタ・カットオフ周波数の基準値を設定します。単位は Hz です。 rate= と同様,複数のサンプ
                     ルに対する設定が可能です。

              q=num[,...]
                     フィルターの Q(レゾナンス)を設定します。単位は cB です。rate= と 同様,複数のサンプルに対す
                     る設定が可能です。

              fckeyf=num
                     フィルタ・キーフォローを設定します。note=60 を基準として,ノート に従いカットオフ周波数を変
                     化させます。単位は +-cent/key で,例えば 100 を指定すれば,音程と同じだけ変化します。

              fcvelf=num
                     フィルタ・ベロシティフォローを設定します。velocity=127  を基準とし て,ベロシティに従いカッ
                     トオフ周波数を変化させます。単位は +-cent で, SoundFont では -2400  が固有値として設定され
                     ています。

              qvelf=num
                     レゾナンス・ベロシティフォローを設定します。velocity=0  を基準とし て,ベロシティに従いレゾ
                     ナンスを変化させます。単位は +-cB です。

       default file
              他のどこにも設定がないような音に出合った場合,このファイルが代理として 発音されます。

       map MapID1 from-bank from-prog to-bank to-prog
              GS/XG      各マップのトーン音色として既存のトーン音色を割り当てます。      MapID1       には,gm2,
              sc55sc88sc88prosc8850xgxgsfx64 が指定できます。

       map MapID2 from-drumset from-keynote to-drumset to-keynote
              GS/XG     各マップのドラム音色として既存のドラム音色を割り当てます。     MapID2     には,gm2drum,
              sc55drumsc88drumsc88prodrumsc8850drumxgdrumxgsfx126 が指 定できます。

       soundfont file [options]
              SoundFont を最初から最後まで読み込みます(部分的に読み込むには, number %font  を使います)。options
              は,次のものが使用可能で す。

              order=number
                     音色データを探す順番を設定します。order=0 のときは,まず SoundFont を読み込んで,その後に足
                     りないサンプルを  GUS/patch  から探しま  す。order=1  のときは,GUS/patch  を読み込んだ後に
                     SoundFont を読み 込みます。

              amp=amplification
                     SoundFont 全体の音量を amplification% にします。もし値が指定され ていない場合,100%  に設定
                     されます。

              cutoff=number
                     SoundFont に設定された LPF の有効(1)/無効(0)を指定します。 もし値が指定されていない場合,有
                     効となります。

              reso=number
                     SoundFont  に設定されたレゾナンスの有効(1)/無効(0)を指定しま す。もし値が指定されていない場
                     合,有効となります。

              remove 対象の SoundFont を逆にメモリ上から廃棄します。

       font exclude bank [prog [key]]
              SoundFont の検索を,bank 上の prog で行わないように指定しま す。ドラムの場合はバンクが 128  でドラ
              ムセットが prog,キー 番号が key になります。

       font order number bank [prog [key]]
              SoundFont  の検索順序(上記参照)を,個別に指定するためのものです。引数の 意味は font exclude と同じ
              です。

       TiMidity++ では,以下の拡張命令が追加されています。

       #extension altassign program1 program2 ...
              ドラムセットについて,オルタネートアサインを設定します。

              drumset 0
              altassign 42 44 46

              と書くと,drumset 0424446 が排他的に鳴 ります。drumset 0  で定義されたオルタネートアサイン
              はデフォルトで 使用されます。

       #extension comm program comment
              インスツルメント番号  program にコメント comment を指定しま す。ここで設定した comment は,-int-iTt オプシ ョンで起動した時に,インジケータラインに表示されます。

       #extension timeout program second
              インスツルメント番号 program で,second 秒以上サスペンド状 態が続いた場合,その音をオフにします。

       #extension copydrumset drumset
              drumset 番号の状態すべてを,現在の drumset にコピーします。

       #extension copybank bank
              bank 番号の状態すべてを,現在の bank にコピーします。

       #extension copymap to-MapID from-MapID
              マップ from-MapID に定義されたバンクの状態すべてを,マップ to-MapID にコピーします。

       #extension HTTPproxy hostname:port
              HTTP のプロキシを設定します。プロキシのホスト名を hostname に,ポ ート番号を port に指定します。

       #extension FTPproxy hostname:port
              FTP のプロキシを設定します。プロキシのホスト名を hostname に,ポ ート番号を port に指定します。

       #extension mailaddr your-mail-address
              ユーザのメールアドレスを,your-mail-address に指定します。この メールアドレスは,FTP  接続をプロキ
              シを介さずにダイレクトに繋ぐ場合に用 いられます。

       #extension opt option
              起動時のオプションを指定します。

       #extension undef progno
              現在のバンクのプログラム番号 progno を未定義にします。

       #extension legato progno {0|1}
              progno でレガートを掛ける(1),掛けない(0)を指定します。

       #extension level progno tva_level
              NRPN  の Drum Instrument TVA Level を処理する際,音量を変化させる基準と なる値を設定します。曲中で
              Drum  Instrument   TVA   Level   が指定されない限り,   音量には一切影響しません。あくまで基準値で
              す。progno  は  `,'  や  ``[start]-[end]''  で一括指定できます。startend は省略すると,それぞれ
              0127 と見なされます。

       #extension damper progno {0|1}
              progno でリダンパー効果およびハーフダンパーを有効にする(1), 無効にする(0)を指定します。

       #extension playnote progno note
              ドラムセット音色の出音周波数を note  とします。GS  SysEx  Play  Note  で出音周波数が指定された場合
              に,この設定値を元にピッチを適切に変化させ  ます。progno は `,' や ``[start]-[end]'' で一括指定 で
              きます。startend は省略すると,それぞれ 0127 と見なされます。

              例:
              drumset 0
              #extension playnote -37,39,44-46,55-60

       #extension delaysend progno level
       #extension chorussend progno level
       #extension reverbsend progno level
              ドラムパート・エフェクトがオンの場合のセンドレベルを設定します。初期値    はすべて    127     です
              が,delay,chorus,reverb  のどれか一つでも設定さ れていれば,その音色に設定されていないエフェクト
              は初期値 0 になり ます。progno は `,' や ``[start]-[end]'' で一括指定 できます。startend  は省略
              すると,それぞれ 0127 と見なされます。

       #extension rnddelay progno msec
              最大  msec 以内のディレイを,発音毎にランダムで付加します。ランダ ム値の分布はホワイトノイズという
              より,むしろピンクノイズ(1/f ゆらぎ)で す。

       これらの拡張命令は  `#'  から始まっており,古い  TiMidity  では単なるコメン  トと扱われ無視されます。よっ
       て,古い TiMidity との互換性を保つことがで きます。
       なお,TiMidity++ では #extension は空白として扱われるように なっています。

       TiMidity++  の設定ファイル(*.cfg)中の  source  の引数に  UNIX  のコマンドからの出力を利用できます(UNIX の
       み)。ファイル名の最後に `|' (ASCII 0x7c)を記述すると UNIX コマンドとみなされ,そのコマンドの出力が source
       の引数になります。
       source command| のようにすると,command の出力が source の引数になります。環境によって TiMidity++  の設定
       を選  択したい場合などに便利です。なお,command | のように,途中にスペ ースが入ると,設定ファイル読み込み
       時に区切られてしまい,コマンドと見な されなくなってしまいます。この機能はファイル名を指定できるすべての場
       所 に適用できます。

              timidity 'cat fild.mid|'

       は,cat fild.mid の出力結果から読み取ります。

ファイル

       /etc/timidity.cfg

関連項目

       timidity(1), lsmidiprog(1), mididump(1), patinfo(1), sf2text(1), wav2pat(1)

著作権

       Copyright (C) 1999-2004 Masanao Izumo <iz@onicos.co.jp>
       Copyright (C) 1995 Tuukka Toivonen <tt@cgs.fi>

       The original version was developed by Tuukka Toivonen <tt@cgs.fi> until  the  release  of  TiMidity-0.2i.
       His development was discontinued because of his being busy with work.

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       (at your option) any later version.

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       the implied warranty of MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.  See the GNU General  Public
       License for more details.

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       to the Free Software Foundation, Inc., 59 Temple Place, Suite 330, Boston, MA 02111-1307 USA

入手元

       TiMidity++ は 改良版 TiMidity のページ

       URL http://www.timidity.jp/

       で手に入ります。

2.13.0                                           2004年04月25日                                  timidity.cfg(5)