Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       talkd — リモートユーザーの通信サーバ

書式

       talkd [-dp]

説明

       talkd  は、ユーザーに他のユーザーが会話を始めようとしていることを 知らせるサーバである。 サーバは、会話を
       する会合場所が欲しいクライアントの要求に応答し、 呼出し状の置場所として機能する。  通常の操作では、呼出し
       元であるクライアントは、メッセージタイプが  LOOK_UP である CTL_MSG 構造体 (⟨protocols/talkd.h⟩ を参照) を
       サーバに送ることで、会合場所の初期化を行う。  これにより、サーバは呼出し状テーブルに呼出し元からの  (メッ
       セージで指定されている呼出し先と会話をするための) 呼出し状が既にあるかを検索する。 検索に失敗すると、呼出
       し元は  ANNOUNCE メッセージを送る。 これにより、サーバは呼出し相手のログインポートに 通信の要求があるとい
       う通知をブロードキャストする。 呼出し先が応答すると、ローカルサーバは記録されている (適切な会合場所アドレ
       スで応答するための) 呼出し状を使用する。 これにより、呼出し元と呼出し先のクライアントプログラムは  会話を
       するためのストリーム接続を確立する。

オプション

       [-d] デバッグモード。 /var/log/talkd.log に多くのログ情報とデバッグ情報を書き込む。

       [-p]  パケット記録モード。 /var/log/talkd.packets にそのままの不恰好なパケットを書き込む。 相互運用の問題
       をデバッグするのに役立つ。

関連項目

       talk(1), write(1)

履歴

       コマンドは 4.3BSD で登場した。

Linux NetKit (0.17)                              March 16, 1991                                         TALKD(8)