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名前

       atalk - AppleTalk プロトコルファミリー

書式

       #include <sys/types.h>
       #include <netatalk/at.h>

説明

       AppleTalk プロトコルファミリーは、 データグラム配送プロトコル (Datagram Delivery Protocol, DDP) の 上位層
       のプロトコルの集合で、AppleTalk  アドレスフォーマットを使う。  AppleTalk ファミリーは SOCK_STREAM (ADSP),
       SOCK_DGRAM (DDP), SOCK_RDM (ATP), SOCK_SEQPACKET (ASP) を提供する。 現在のところカーネルには DDP のみが実
       装されている。 ATP と ASP はユーザーレベルのライブラリで実装されている。 ADSP の実装も計画されている。

アドレッシング

       AppleTalk アドレスは 3 バイトの大きさで、  ネットワークバイトオーダーで格納される。  インクルードファイル
       <netatalk/at.h> で AppleTalk アドレスフォーマットが定義されている。

       AppleTalk プロトコルファミリーのソケットは、以下のアドレス構造体を使う。

              struct sockaddr_at {
                   short          sat_family;
                   u_char         sat_port;
                   struct at_addr sat_addr;
                   char      sat_zero[ 8 ];
              };

       ソケットのポートは  bind(2) によって設定できる。 bind のノードは常に、「そのノード」を表す ATADDR_ANYNODE
       でなければならない。 ネットは ATADDR_ANYNET または ATADDR_LATENET である。 ATADDR_ANYNET はマシンの (最初
       に設定される)「プライマリ」アドレスに対応する。 ATADDR_LATENET になっていると、送信パケットのアドレスは送
       信時に決定される。 すなわち、後 (late) で決まる。 ATADDR_LATENET は、各ネットワークインターフェースに対し
       て    ひとつずつソケットをオープンすることと等価である。     ソケットのポートと、プライマリアドレスまたは
       ATADDR_LATENET の一方が getsockname(2) によって返される。

関連項目

       bind(2), getsockname(2), atalkd(8).

netatalk 1.2                                       17 Dec 1991                                          ATALK(4)