Provided by: debhelper_13.24.2ubuntu1_all bug

名前

       dh_auto_clean - ビルド後、自動的にビルドディレクトリを消去する

書式

       dh_auto_clean [build system オプション] [debhelper オプション] [-- パラメータ]

説明

       dh_auto_clean はパッケージビルド完了後に自動的にディレクトリを消去しようとする debhelpr プログラムで
       す。このプログラムはパッケージのビルドに必要なビルドシステムを割り出し、それに適したコマンドを実行する事
       で消去を行います。例えば、Makefile が存在し、かつ、そのファイルの中に distclean, realclean, clean ター
       ゲットが存在する場合、make を実行することにより消去を行います (あるいは、MAKE 環境変数が設定されている時
       も同様です)。もし setup.pyBuild.PL が存在するのであれば、これらを実行してパッケージビルドディレクトリ
       を消去します。

       このコマンドは約 90 %のパッケージにて動作するように作られています。もし、うまく動作しないようなパッケージ
       に遭遇した場合、間違った clean ターゲットを使おうとしてしまうような場合、dh_auto_clean をまったく使わず
       に、手動で makeclean を実行するのをお勧めします。

オプション

       "ビルドシステム用オプション" in debhelper(7) には、よく使われるビルドシステムと、制御オプションが列挙され
       ています。

       -- params
           params  を実行するプログラムに渡すには、dh_auto_clean に通常指定するパラメータの後に、params を指定し
           てください。

参照

       debhelper(7)

       このプログラムは debhelper の一部です。

作者

       Joey Hess <joeyh@debian.org>

13.24.2ubuntu1                                     2025-05-22                                   DH_AUTO_CLEAN(1)