Provided by: calibre_8.7.0+ds-1_all bug

NAME

       calibredb - calibredb

          calibredb command [options] [arguments]

       calibredb は、calibre データベースへのコマンドラインインタフェースです。 以下に説明するようなサブコマンド
       があります。

       calibredb  はパスで指定した calibre データベース、またはローカルまたは インターネット上で実行中の calibre
       コンテンツサーバ に対して操作を行うのに 利用できます。コンテンツサーバ を起動するには calibre-server プロ
       グラムを、 使用するか、またはメインの calibre プログラム上で 接続/共有   →   コンテンツサーバを開始  をク
       リックします。calibredb  は calibre ライブラリへの変更を行うことができるため、 まずサーバ上に認証を設定し
       ておく必要があります。それには次の 2 種類の方法があります。

          • 同じコンピュータ上で動作するサーバにのみアクセスする予定であれば、コンテンツサーバ  のオプションとし
            て  --enable-local-write  を指定するだけでかまいません。これにより  calibredb を含めてローカルなコン
            ピュータ上で実行されるすべてのプログラムが calibre の のデータに変更を加えることができるようになりま
            す。サーバをメインの calibre プログラム から起動した場合、このオプションは  設定 → ネット共有 → 詳細
            にあります。

          • インターネット越しの接続を許可したい場合、サーバ上にユーザアカウントを設定して   --username   および
            --password を使用して calibre へのアクセスを 許可してください。calibre-server の認証は --enable-auth
            オプション を使用し、--manage-users を使ってユーザアカウントを作成します。 メイン calibre からサーバ
            を実行している場合には、環境設定 → ネット共有 → ユーザ名とパスワードを要求 を使用してください。

       実行中のコンテンツサーバに接続するには、--with-library オプションにサーバへの URL  を  渡します。このオプ
       ションについての詳しい説明や使用例はドキュメントを参照してください。

       • グローバルオプションlistaddフォルダから追加removeadd_formatremove_formatshow_metadataset_metadataexportcatalogEPUB オプションsaved_searchesadd_custom_columncustom_columnsremove_custom_columnset_customrestore_databasecheck_librarylist_categoriesbackup_metadatacloneembed_metadatasearchfts_indexfts_search

グローバルオプション

       --help, -h
              このヘルプメッセージを表示して終了

       --library-path, --with-library
              calibreライブラリへのパス。デフォルトでは設定画面で指定されたpathが使用されます。リモートライブラ
              リに対して操作を行うためにcalibreコンテンツサーバに接続することも可能です。コンテンツサーバに接続
              するには、http://hostname:port/#library_id            の形式のURLを指定します。例えば            ‐
              http://localhost:8080/#mylibrary のように指定します。library_id はコンテンツサーバ上の接続したいラ
              イブラリのIDです。特殊な library_id として -  を指定すると、そのサーバ上で利用可能なライブラリの一
              覧を表示できます。コンテンツサーバ経由でのアクセスを設定する方法について詳しくは                 ‐
              https://manual.calibre-ebook.com/ja/generated/ja/calibredb.html を参照してください。

       --password
              calibreコンテンツサーバ接続用パスワード。標準入力からパスワードを読み取るには、特殊文字 <stdin> を
              使ってください。パスワードをファイルから読み込むには <f:/path/to/file> を使ってください。  (例えば
              先頭の <f: に続けてファイルへのフルパスを記述し、最後に > で閉じます。) カギ括弧は必須です。使用す
              るシェルによっては、必要に応じてエスケープしたり引用符で囲ってください。

       --timeout
              ネットワーク経由でキャリバーライブラリに接続するときのタイムアウト。秒単位。デフォルトは2分です。

       --username
              calibreコンテンツサーバ接続用ユーザ名

       --version
              プログラムのバージョン番号を表示して終了

LIST

          calibredb list [options]

       calibreデータベースに存在する本のリスト

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --ascending
              昇順に並び替え

       --fields, -f
              データベース中の本の一覧を表示するときに表示するフィールド。フィールドをカンマ区切りで指定します。
              指定可能なフィールド:  author_sort,  authors,  comments,  cover,   formats,   identifiers,   isbn,
              languages,  last_modified, pubdate, publisher, rating, series, series_index, size, tags, template,
              timestamp, title, uuid  デフォルト:  title,authors   特殊フィールド名  "all"  を指定するとすべての
              フィールドを選択します。上記のビルトインフィールドの他、カスタムフィールドも  *field_name として指
              定可能です。たとえば、カスタムフィールド #rating を表示させたいときには  *rating  と指定してくださ
              い。

       --for-machine
              JSON形式で出力します。JSONはコンピュータでの処理により適した形式です。このオプションを指定すると行
              幅とセパレーターオプションは無視されます。

       --limit
              表示する最大結果数。デフォルトはすべて

       --line-width, -w
              出力ファイル中の、1行の最大の長さ。デフォルトは画面サイズから判別。

       --prefix
              すべてのファイルパスのプレフィックス。デフォルトはライブラリフォルダへの絶対パス。

       --search, -s
              検索文字列で結果を絞り込む。検索文字列の形式については、ユーザマニュアルの検索関連のドキュメントを
              参照してください。デフォルトでは絞り込みを行いません。

       --separator
              区切り文字(デフォルトは半角スペース)

       --sort-by
              The  field  by  which to sort the results. You can specify multiple fields by separating them with
              commas. Available fields: author_sort,  authors,  comments,  cover,  formats,  identifiers,  isbn,
              languages,  last_modified, pubdate, publisher, rating, series, series_index, size, tags, template,
              timestamp, title, uuid Default: id

       --template
              The template to run if "template" is in the field list. Note  that  templates  are  ignored  while
              connecting to a calibre server. Default: None

       --template_file, -t
              Path to a file containing the template to run if "template" is in the field list. Default: None

       --template_heading
              Heading  for  the  template  column.  Default:  template.  This  option  is  ignored if the option
              --for-machine is set

ADD

          calibredb add [options] file1 file2 file3 ...

       指定したファイルを本としてデータベースに追加します。フォルダを指定することもできます。参照 以下のフォルダ
       関連のオプション。

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --authors, -a
              追加する本の著者を設定

       --automerge, -m
              似たようなタイトルと著者の本が見つかった場合は、受信した形式(ファイル)を既存の本のレコードに自動
              的にマージします。    'ignore'の値は、重複する形式が破棄されることを意味します。   'overwrite'の値
              は、ライブラリ内の重複する形式が新しく追加されたファイルで上書きされることを意味します。
              'new_record'の値は、重複する形式が新しいブックレコードに配置されることを意味します。

       --cover, -c
              追加する本の表紙をパスで指定

       --duplicates, -d
              本がすでにデータベースに存在する場合でも追加します。本のタイトルと著者に基づいて比較します。‐
              --automerge オプションが優先します。

       --empty, -e
              空の本を追加する(形式が1つも無い本)

       --identifier, -I
              この本の識別子を設定します。例: -I asin:XXX -I isbn:YYY

       --isbn, -i
              追加する本のISBNを設定

       --languages, -l
              カンマ区切りの言語のリスト(ISO639言語コードで指定するのが確実ですが、それ以外のいくつかの言語名も
              認識します)

       --series, -s
              追加する本のシリーズを設定

       --series-index, -S
              追加する本のシリーズ番号を設定

       --tags, -T
              追加する本のタグを設定

       --title, -t
              追加する本のタイトルを設定

   フォルダから追加
       フォルダからの本の追加を制御するオプション。デフォルトでは、既知の電子書籍ファイルタイプの拡張子を持つ
       ファイルのみが追加されます。

       --add  ファイル名(glob)パターン。このパターンに一致するファイルは、既知の電子書籍ファイルタイプでなくて
              も、フォルダーでファイルをスキャンするときに追加されます。複数のパターンに対して複数回指定できま
              す。

       --ignore
              ファイル名(glob)パターン。このパターンに一致するファイルは、フォルダーでファイルをスキャンすると
              きに無視されます。複数のパターンに対して複数回指定できます。例:*。pdfはすべてのPDFファイルを無視
              します

       --one-book-per-directory, -1
              フォルダ毎に一冊の本が格納され、その中のすべてのファイルはその本の別の電子書籍形式とみなす

       --recurse, -r
              フォルダを再帰的に処理

REMOVE

          calibredb remove ids

       idsに指定された本をデータベースから削除。idsには数字をカンマ区切りで指定します  (本のIDはsearchコマンドで
       取得できます)。例: 23,34,57-85 (範囲で指定した場合、範囲の終端は含まれません)

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --permanent
              ゴミ箱は使用しないでください

ADD_FORMAT

          calibredb add_format [options] id ebook_file

       ebook_file で指定する電子書籍ファイルを、id で指定された本の利用可能な形式として追加します。idはsearch コ
       マンドで取得できます。形式がすでに存在する場合は、置換しないオプションを有効にした場合をのぞいて、置換さ
       れます。

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --as-extra-data-file
              Add the file as an extra data file to the book, not an ebook format

       --dont-replace
              形式がすでに存在する場合に置換しない

REMOVE_FORMAT

          calibredb remove_format [options] id fmt

       fmt  で指定した形式を id で指定した本から削除します。id は search コマンドで取得できます。fmt はLRF, TXT,
       EPUB のようにファイルの拡張子で指定してください。本に指定した形式がない場合、なにもしません。

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

SHOW_METADATA

          calibredb show_metadata [options] id

       id  で指定された本の、calibreのデータベースに保存された書誌を表示します。id  はsearch  コマンドで取得でき
       るID番号です。

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --as-opf
              OPF 形式 (XML) で書誌を表示

SET_METADATA

          calibredb set_metadata [options] book_id [/path/to/metadata.opf]

       Set  the  metadata  stored  in  the calibre database for the book identified by book_id from the OPF file
       metadata.opf. book_id is a book id number from the search command. You can get a quick feel for  the  OPF
       format  by  using  the  --as-opf  switch  to  the show_metadata command. You can also set the metadata of
       individual fields with the --field option. If you use the --field option, there is no need to specify  an
       OPF file.

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --field, -f
              フィールドに設定する値。field_name:value の形式で指定してください。例: --field  tags:tag1,tag2。使
              用可能なフィールド名のリストを得るには  --list-fields を使用してください。複数のフィールドの値を設
              定するためには、このオプションを複数指定してください。注意: 言語を指定する場合は  ISO639言語コード
              を使用してください(英語は  en、フランス語は  fr  等)。識別子は以下の書式で指定してください --field
              identifiers:isbn:XXXX,doi:YYYYY。Boolean型(yes/no)のフィールドは、true, false またはyes, no で指定
              してください。

       --list-fields, -l
              --field オプションで使用可能な書誌フィールド名のリストを表示

EXPORT

          calibredb export [options] ids

       Export the books specified by ids (a comma separated list) to the filesystem.  The export operation saves
       all formats of the book, its cover and metadata (in an OPF file). Any extra data  files  associated  with
       the book are also saved.  You can get id numbers from the search command.

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --all  IDのリストを無視してデータベースからすべての本をエクスポートします。

       --dont-asciiize
              ファイル名の英語以外の文字をすべて英語相当の文字に calibre に変換させます。Unicode  ファイル名を完
              全にサポートしていない古いファイルシステム上に保存するときに役に立ちます。    このスイッチ指定する
              と、この挙動をOFFにできます。

       --dont-save-cover
              通常、calibreは表紙を電子書籍ファイルとは別のファイルに保存します。 このスイッチ指定すると、この挙
              動をOFFにできます。

       --dont-save-extra-files
              Save any data files associated with the book when saving the book このスイッチ指定すると、この挙動
              をOFFにできます。

       --dont-update-metadata
              通常、calibreはライブラリ内のファイルの書誌をアップデートしますが、これはディスクへの保存を遅くし
              ます。 このスイッチ指定すると、この挙動をOFFにできます。

       --dont-write-opf
              通常、calibreは電子書籍ファイル本体に付随する別個のOPFファイルに書誌を書き込みます。  このスイッチ
              指定すると、この挙動をOFFにできます。

       --formats
              各本を保存する時のカンマ区切りの形式のリスト。デフォルトではすべての存在する形式が保存されます。

       --progress
              進捗状況を表示

       --replace-whitespace
              空白をアンダースコアに置換

       --single-dir
              すべての書籍を1つのフォルダにエクスポート

       --template
              保存したファイルのファイル名とフォルダ構成を制御するためのテンプレート。デフォルトは
              "{author_sort}/{title}/{title} - {authors}" で、タイトルと著者名をファイル名に含むフォルダに著者別
              に保存します。利用可能なコントロール:  {author_sort,  authors, id, isbn, languages, last_modified,
              pubdate, publisher, rating, series, series_index, tags, timestamp, title}

       --timefmt
              日付表示時の形式。 %d - 日, %b - 月(の名前), %m - 月の番号, %Y - 年. デフォルト: %b, %Y

       --to-dir
              指定したフォルダに本をエクスポートします。デフォルトは .

       --to-lowercase
              パスを小文字に変換

CATALOG

          calibredb catalog /path/to/destination.(csv|epub|mobi|xml...) [options]

       path/to/destination の拡張子で指定される形式でカタログをエクスポートします。 出力されたカタログに表示する
       エントリはoptionsで制御します。    カタログの形式により、サポートするオプションが異なるので注意してくださ
       い。 異なったオプションを見るには、出力ファイルの名前と、次に--help オプションを指定してください。

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --ids, -i
              カタログに対するカンマ区切りのデータベースID。 宣言する場合は、:option:
              `
              --search`は無視されます。 デフォルト: all

       --search, -s
              結果を検索文字列で絞り込みします。検索文字列の形式については、ユーザマニュアルの検索関連ドキュメン
              トを参照してください。 デフォルト: 絞り込みなし

       --verbose, -v
              詳細な出力情報を表示します。デバッグに便利です。

   EPUB オプション
       --catalog-title
              書誌のタイトルとして使われる、生成されたカタログのタイトル。 デフォルト: 'My  Books'  適用:  AZW3,
              EPUB, MOBI出力形式

       --cross-reference-authors
              複数の著者のいる本の著者セクション用にクロスリファレンスを作成。  デフォルト:  'False' 適用: AZW3,
              EPUB, MOBI出力形式

       --debug-pipeline
              変換パイプラインからの別々のステージの出力を指定したフォルダに保存します。変換処理のどのステージで
              不具合が発生しているのか不明な場合に役立ちます。 デフォルト: 'None' 適用: AZW3, EPUB, MOBI  出力形
              式

       --exclude-genre
              ジャンルとして除外するタグを表す正規表現。 デフォルト: '[.+]|^+$' はブラケットで囲まれたタグを除外
              します。例: '[Project Gutenberg]''+' は本を読むデフォルトのタグ。 適用: AZW3, EPUB, MOBI出力形
              式

       --exclusion-rules
              生成したカタログから除外する本を指定するルール。    除外ルールはだいたい次のいずれかのようになりま
              す。 ('<rule  name>','Tags','<comma-separated  list  of  tags>')  または  ('<rule  name>','<custom
              column>','<pattern>').  使用例:  (('Archived books','#status','Archived'),) 上記例では、カスタム列
              'status' の値が 'Archived' の本を除外します。 ルールが複数指定されている場合には、すべて適用されま
              す。 デフォルト: "(('Catalogs','Tags','Catalog'),)" 適用: AZW3, EPUB, MOBI出力形式

       --generate-authors
              カタログに 'Authors' セクションを含める。 デフォルト: 'False' 適用: AZW3, EPUB, MOBI出力形式

       --generate-descriptions
              カタログに 'Description' セクションを含める。 デフォルト: 'False' 適用: AZW3, EPUB, MOBI出力形式

       --generate-genres
              カタログに 'Genres' セクションを含める。 デフォルト: 'False' 適用: AZW3, EPUB, MOBI出力形式

       --generate-recently-added
              カタログに 'Recently Added' セクションを含める。 デフォルト: 'False' 適用: AZW3, EPUB,  MOBI出力形
              式

       --generate-series
              カタログにシリーズセクションを含める。 デフォルト: 'False' 適用: AZW3, EPUB, MOBI出力形式

       --generate-titles
              カタログに 'Titles' セクションを含める。 デフォルト: 'False' 適用: AZW3, EPUB, MOBI出力形式

       --genre-source-field
              'Genre' セクション用のソースフィールド。 デフォルト: 'タグ' 適用: AZW3, EPUB, MOBI出力形式

       --header-note-source-field
              Descriptionヘッダに挿入するノートを格納したカスタムフィールド。  デフォルト:  '' 適用: AZW3, EPUB,
              MOBI出力形式

       --merge-comments-rule
              #<custom field>:[before|after]:[True|False] の形式で指定。 <custom field> コメントにマージするノー
              トを含むカスタムフィールド [before|after] コメントに関するノートの位置 [True|False] ノートとコメン
              トの間に水平線を挿入するかどうか デフォルト: '::' 適用: AZW3, EPUB, MOBI出力形式

       --output-profile
              出力プロファイルを指定。場合により、デバイスに合わせてカタログをオプティマイズする際に出力プロファ
              イルが必要になります。例えば、'kindle' または 'kindle_dx' は、セクションと記事からなる構造化された
              目次を精製します。 デフォルト: 'None' 適用: AZW3, EPUB, MOBI出力形式

       --prefix-rules
              既読本を示すプレフィックスや、ウィッシュリスト、その他ユーザ指定のプレフィックスを含めるために使用
              するルールを指定。 プレフィックスルールは ('<rule name>','<source  field>','<pattern>','<prefix>')
              のように指定します。 複数のルールが指定されている場合には、最初に一致したルールが使用されます。 デ
              フォルト:  '(('Read  books','tags','+',''),('Wishlist  item','tags','Wishlist','×'))' 適用: AZW3,
              EPUB, MOBI出力形式

       --preset
              GUIカタログビルだーで作成された名前つきプリセットを使用。 カタログ作成のすべての設定を指定するため
              のプリセットです。 デフォルト: 'None' 適用: AZW3, EPUB, MOBI出力形式

       --thumb-width
              カタログ中の本の表紙のサイズのヒント (インチ指定) 範囲: 1.0 - 2.0 デフォルト:  '1.0'  適用:  AZW3,
              EPUB, MOBI出力形式

       --use-existing-cover
              カタログ生成時に既存の表紙を上書き。 デフォルト: 'False' 適用: AZW3, EPUB, MOBI出力形式

SAVED_SEARCHES

          calibredb saved_searches [options] (list|add|remove)

       データベースに格納された保存済み検索の管理。 既存の名称で検索条件を保存しようとした場合には、上書きされま
       す。

       追加の構文:

       calibredb saved_searches add search_name search_expression

       削除の構文:

       calibredb saved_searches remove search_name

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

ADD_CUSTOM_COLUMN

          calibredb add_custom_column [options] label name datatype

       カスタム列を作成。labelはマシン・フレンドリな列の名前。スペースやコロンを含めません。  nameは人間に読みや
       すい列の名前。  datatypeは以下のいずれか:  bool,  comments, composite, datetime, enumeration, float, int,
       rating, series, text

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --display
              列のデータがどのように翻訳されるかをカスタマイズする辞書を指定するオプションです。JSON文字列で指定
              します。列挙型の列の場合、以下を使用してください:option:--display"{\  "enum_values\ ":[\ "val1\ ",
              \ "val2\ "]}" 。  値の表示方法には、様々なオプションがあります。列の型ごとのオプションは以下の通り
              です。 合成型: composite_template, composite_sort, make_category,contains_html, use_decorations 日
              付:    date_format   列挙型:   enum_values,   enum_colors,   use_decorations   整数、浮動小数点数:
              number_format  テキスト:   is_names,   use_decorations    型とオプションの正しい組み合わせを知るに
              は、GUIから適切な型のカスタム列を作成して、出力されるバックアップのOPFファイルを見てみるのが一番よ
              い方法です(列を追加して以降にOPFが再生成されていることを確認してください)。OPFの新しい列に
              "display" というJSONが見つかるでしょう。

       --is-multiple
              この列はタグ状のデータ(例: 複数のカンマ区切りの値)を保持します。datatypeがtextの時のみ有効です。

CUSTOM_COLUMNS

          calibredb custom_columns [options]

       利用可能なカスタム列の一覧を表示。列ラベルとIDを表示します。

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --details, -d
              各列の詳細を表示

REMOVE_CUSTOM_COLUMN

          calibredb remove_custom_column [options] label

       labelで指定されるカスタム列を削除。 custom_columns コマンドで存在するカスタム列を見ることができます。

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --force, -f
              確認を表示しない

SET_CUSTOM

          calibredb set_custom [options] column id value

       idで指定された本のカスタム列の値を設定します。 search コマンドでIDのリストが取得できます。 custom_columns
       コマンドでカスタム列の名前のリストが取得できます。

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --append, -a
              もし列に複数の値を設定できる場合、値を指定した値に入れ替えるのではなく、すでにある値に付け加えま
              す。

RESTORE_DATABASE

          calibredb restore_database [options]

       calibreライブラリの各ディレクトリに保存されている OPF  ファイルから書誌を読み取り、データベースを復元しま
       す。 これはmetadata.dbファイルが壊れてしまった時に有用です。

       注意:      このコマンドを実行すると、データベースを完全に再生成します。すべての保存済み検索、ユーザカテゴ
       リ、書誌変換ルール、書誌ごとの変換設定、カスタムレシピは失われます。復元される書誌は、OPFファイルの内容と
       同等となります。

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --really-do-it, -r
              実際にリカバリーを行います。このコマンドはこのオプションを指定しなければ実行されません。

CHECK_LIBRARY

          calibredb check_library [options]

       ライブラリのあるファイルシステムをチェックします。レポート:invalid_titles,                 extra_titles,
       invalid_authors,   extra_authors,   missing_formats,    extra_formats,    extra_files,    missing_covers,
       extra_covers, failed_folders

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --csv, -c
              CSVで出力

       --ignore_extensions, -e
              無視する拡張子(カンマ区切りのリスト) デフォルト: all

       --ignore_names, -n
              無視する名前のカンマ区切りのリスト デフォルト: all

       --report, -r
              カンマ区切りのレポートのリスト デフォルト: all

       --vacuum-fts-db
              全文検索データベースより抽出を行います。この操作はデータベースのサイズによっては非常に遅くなり、ま
              たメモリーを消費する場合があります。

LIST_CATEGORIES

          calibredb list_categories [options]

       データベース中のカテゴリ情報のレポートを作成します。情報はタグブラウザに表示されるものと同等です。

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --categories, -r
              カンマ区切りのカテゴリの検索名リスト。デフォルト: all

       --csv, -c
              CSVで出力

       --dialect
              DSVファイルのタイプ。選択肢: excel, excel-tab, unix

       --item_count, -i
              カテゴリ内の項目別の数ではなく、カテゴリにある項目数のみを出力します。

       --width, -w
              出力ファイル中の、1行の最大の長さ。デフォルトは画面サイズから判別。

BACKUP_METADATA

          calibredb backup_metadata [options]

       データベースに格納されている書誌を、本フォルダにある個別の  OPF ファイルに バックアップします。通常は自動
       的に行われますが、--all オプションをつけてコマンドを 実行すれば、OPF ファイルを強制的に再生成することがで
       きます。

       ただし普通はこれを行う必要はありません。OPF ファイルは書誌が変更されるたびに 自動的にバックアップされるか
       らです。

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --all  通常このコマンドは、古くなったOPFファイルに対してのみ実行されます。このオプションを指定すると、す
              べての本に対して実行されます。

CLONE

          calibredb clone path/to/new/library

       現在のライブラリの複製を作成します。現在のライブラリと 列、仮想ライブラリ、その他の設定が同じである、新し
       い空の ライブラリが作成されます。

       複製されたライブラリに本は含まれません。すべての本を含む複製を 作成したい場合には、単にライブラリのフォル
       ダをコピーしてください。

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

EMBED_METADATA

          calibredb embed_metadata [options] book_id

       calibreライブラリ内に保存されている電子書籍ファイルの書誌を  calibreデータベースの書誌で更新します。   通
       常、電子書籍ファイルの書誌の更新は、エクスポート時のみ 行われますが、このコマンドはすぐに更新を行いたい場
       合に便利です。 ファイル形式毎にサポートする書誌のフィールドが 異なることに留意ください。 book_id に特別な
       値  'all' を指定すると、すべての本が更新されます。 また、スペース区切りで複数のidを指定すること、ハイフン
       区切りで 範囲を指定することができます。 例: calibredb embed_metadata 1 2 10-15 23

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --only-formats, -f
              指定した形式のファイルのみ書誌を更新します。複数の形式を指定する場合は、オプションを複数回指定して
              ください。デフォルトでは、すべての形式が更新されます。

SEARCH

          calibredb search [options] search expression

       検索条件を指定してライブラリを検索し、結果を本のIDのカンマ区切りリストで返します。出力された結果は、本
       のIDを引数にとる他のコマンドの入力として使用するのに便利です。以下のようにcalibreの強力な検索用言語が使用
       できます。例: calibredb search author:asimov 'title:"i robot"'

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --limit, -l
              返却する最大結果数。デフォルトはすべての結果。

FTS_INDEX

          calibredb fts_index [options] enable/disable/status/reindex

       全文検索用インデックス生成処理の設定

       enable このライブラリーの FTS インデックスを有効にする

       disable
              このライブラリーの FTS インデックスを無効にする

       status 現在のインデックス化状態を表示

       reindex
              特定のブックまたはライブラリー全体の再インデックス化を行えます。特定ブックの再インデックス化の場合
              はブックのidを reindex コマンドの後ろに引数として付けてください。ブックid が指定されない場合はライ
              ブラリー全体が再インデックス化されます。

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --indexing-speed
              The  speed of indexing. Use fast for fast indexing using all your computers resources and slow for
              less resource intensive indexing. Note that the speed is reset to slow after every invocation.

       --wait-for-completion
              全てのブックのインデックス生成までお待ちください。インデックス化の進捗は定期的に表示されます

FTS_SEARCH

          calibredb fts_search [options] search expression

       Do a full text search on the entire library or a subset of it.

       スペースを含む引数を   calibredb   に渡す場合には、クォーテーションマークでくくってください。例:   "/some
       path/with spaces"

       --do-not-match-on-related-words
              Only match on exact words not related words. So correction will not match correcting.

       --include-snippets
              Include snippets of the text surrounding each match. Note that this makes searching much slower.

       --indexing-threshold
              How  much of the library must be indexed before searching is allowed, as a percentage. Defaults to
              90

       --match-end-marker
              The marker used to indicate the end of a matched word inside a snippet

       --match-start-marker
              The marker used to indicate the start of a matched word inside a snippet

       --output-format
              The format to output the search results in. Either "text"  for  plain  text  or  "json"  for  JSON
              output.

       --restrict-to
              Restrict  the  searched  books, either using a search expression or ids. For example: ids:1,2,3 to
              restrict by ids or search:tag:foo to restrict to books having the tag foo.

AUTHOR

       Kovid Goyal

COPYRIGHT

       Kovid Goyal

8.7.0                                             7月 18, 2025                                      CALIBREDB(1)