Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       apm - Advanced Power Management (APM) BIOS に問い合わせる

書式

       apm [ -vVmsS ]

説明

       apm/proc/apm から情報を読み出して人間にわかる書式で出力する。 基本的には電池の状態が表示されるので、
       APM BIOS 準拠のラップトップマシンで大変便利である。 また apm コマンドを使って、  スタンバイモードやサスペ
       ンドモードへ移行することもできる。

オプション

       -V, --version
              apm プログラムのバージョンを表示して終了する。

       -v, --verbose
              APM BIOS と Linux APM ドライバのバージョン情報を表示する。

       -m, --minutes
              残り時間を hh:mm 書式ではなく分単位で表す。

       -s, --suspend
              可能であればサスペンドモードに移行する。

       -S, --standby
              可能であればスタンバイモードに移行する。

       -i, --ignore
              システムが生成する  APM サスペンドイベント・スタンバイイベントを、 AC 電源がオンの時は無視するよう
              にする。 電池駆動のときは APM イベントを有効にしたいが、 AC 電源駆動のときは無効にしたいラップトッ
              プユーザーに便利。

       -n, --noignore
              システムが生成する APM サスペンドイベント・スタンバイイベントを、 AC  電源がオンの時も無視しないよ
              うにする。 これはデフォルトのモードである。このオプションは、 以前に行った "apm -i" を取り消せるよ
              うに用意された。

バグ

       このプログラムの動作にはバージョン 1.3.57 以降のカーネルが必要である。 /proc/apm の書式が大幅に変更されて
       いるので、 これよりも古いカーネルや APM パッチでは動作しないだろう。

ファイル

       /proc/apm
       linux/drivers/char/apm_bios.c

著者

       このプログラムは Rik Faith (faith@cs.unc.edu) によって書かれ、 GNU 一般公共使用許諾のもとで自由に再配布で
       きる。  このプログラムは「完全に無保証」である。現在の管理者は  Avery Pennarun (apenwarr@worldvisions.ca)
       である。

関連項目

       xapm(1), apmd(8)

                                                   10 Jan 1996                                            APM(1)